初めまして。らざと申します。
剣盾からポケモンのレーティングバトルを始め、ライトに楽しんでいたのですが、今回のレギュレーションHはパーティを煮詰めることができ、そこそこ自信がついたので、真剣に取り組めば良いところまでいけるのでは?ということで、レート1800を目標に最終月は頑張ってみました。自分としてはそれなりに納得のいくパーティで、レート1800も超えることができ、折角なので構築記事なるものを書いてみることにしました。何分初めてですので、拙い部分多いかと思いますが、ご容赦いただければと思います。
《最終結果》
- 最終順位:251位
- レート:1807.948
こちらが今回一緒に戦ってくれたパーティになります。気がつけば水テラスタルだらけですが、狙ったわけではありません。水タイプはやはり強いですね。
※レンタルパーティは予告なく削除することがあります
シーズン23,24にトリックルームを主軸としたパーティと当たることが多かったので、素早さ高めのポケモンをメインに据えつつ、強烈なトリックルームキラーのポケモンを忍ばせ、普通のパーティには速いポケモンで勝ち、トリルパにはキラーポケモンで勝つ方針でパーティを組み始めました。
速いポケモンとして、、、を採用しました。は好きなポケモンなので、折角のデフレ環境ですし採用しました。はタスキとねこだましの行動保証能力を買って採用し、コーチングを使ってみたかったので、コーチングからスケイルショットで速さと火力を確保できるを採用しました。普通だとになるかと思いますが、今回のパーティはがかなり重いので、じめん技をタイプ一致で撃てるを採用しています。
トリルキラーとして、初めは鉄壁瞑想アシパのを使っていました。、、に強めで全抜き性能が高く、使うのは楽しかったのですが、+対策の能力リセット技でついでに処理されてしまい簡単に瓦解してしまうことが多かったです(特に仮想的のにクリアスモッグで切り替えされるのが致命的)。よって、別のポケモンを探すことにしました。条件としては、以下を満たすポケモンということで、に行き着きました。
- トリルパから飛んできがちな特殊技をしっかり受けられること、特に炎技のダメージを抑えられること
- 高い火力がしっかり出せること
- コーチングと相性が良いこと
ガブリアス@いかさまダイス
性格:いじっぱり
特性:さめはだ
テラスタイプ:はがね
188-200-115-90-105-150
努力値 H36 A252 S220
スケイルショット/ じだんだ / いわなだれ / まもる
調整:
A:最大
S:最速抜き
H:残り
スケショガブです。スケイルショットといえばのイメージが強いのか、全く警戒されず、意表を突いてタスキ貫通や素早さ上昇が出来てとても強かったです。
基本的は初手にと並べ、コーチング+スケイルショットで一体持っていきつつ、火力と素早さを確保する動きを目指します。コーチング後からのスケイルショットであれば物理耐久が落ちないので、先制技等で処理されることも少なくなります。ただ、折角上げた物理耐久を下げていいかは相手の残りポケモン次第なので、思考停止でスケイルショットを連打しないことが立ち回りとして大事でした。
性格は途中でようきからいじっぱりに変えて火力を高める方向にシフトしました。理由としては、素早さはスケイルショットで上げるので低くてもあまり気にならないことと、陽気だと耐久に回しているにコーチング後でもスケイルショット5発当てても倒せないことが多かったことが気になったので、火力重視にしました。素早さが足りずに困ったことはあまりなかったので、いじっぱりに変えて正解だったと思います。数の多いはさすがに上から攻撃できるように素早さを確保しています。
スケイルショット以外の技は、地面技として、味方に浮いているポケモンはおろかまもる持ちすらいないのでじしんは論外、じだんだ一択です。まもるに技が当たり、期せずして威力2倍の恩恵を受けられることはあるので忘れずに。サブウェポンは範囲技のいわなだれを採用。などのひこうタイプに撃つのと、怯みの上振れがあって無難に強かったです。かなりヘイトを稼ぐポケモンなので安定のまもるも採用。ちなみに守っていても味方にコーチングをかけてもらうことはできます。
テラスタルは無難に元タイプとの補完が良いはがねにし、行動回数を増やすことを目指しました。対でボディプレスが弱点になってしまいますが、コーチングで物理耐久を上げればそれなりに戦えるので気になりませんでした。
ウルガモス@こうかくレンズ
性格:おくびょう
特性:ほのおのからだ
テラスタイプ:みず
165-58-85-187-125-162
おくびょう H36 C252 S220
ねっぷう / テラバースト / ちょうのまい / おにび
調整:
C:最大
S:最速抜き
H:残り
採用率Top10圏外のこうかくレンズ持ちのウルガモスになります。何戦も重ねるランクバトルでは安心感のある持ち物で、個人的にお気に入りの型です。おにびの命中率が85→93%に上がるのはもちろん、ねっぷうが90→99%とほぼ外れない命中率に上がる点が非常に頼もしかったです。
ちょうのまいを積んでいくことも勿論狙いますが、どちらかというと相手の物理アタッカーにやけどを撒く役割になりがちです。やけどが効かないほのおタイプに打点を持てるようにみずテラスタルのテラバーストを採用しています。ただし、ドラゴンタイプには打点がないので、他のポケモンで頑張って倒しましょう。
素早さは96〜100の間に抜きたい相手がいなかったので、最速抜きまで落としています。
オオニューラ@きあいのタスキ
性格:ようき
特性:かるわざ
テラスタイプ:ゴースト
156-182-80-54-100-189
ようき H4 A252 S252
フェイタルクロー / インファイト / ねこだまし / コーチング
調整:
H:4
A:最大
S:最速
コーチング要員です。初手からガンガン撃ちます。相手にねこだまし要員がいる場合は抑えるためにこちらもねこだましを選択することもありますが、基本は1ターン目からコーチングを撃って展開を優先します。
特性は追い風下の相手にタスキ発動後抜き返したりできることがあるのでかるわざにしています。ただ、追加の削りを入れられるどくしゅも悪くはないと思いました。
技に関してはコーチング以外はよく見る3つです。ねこだましの枠はまもるやじごくづきと選択になりますが、詰めで強いねこだましが無難かとは思います。
テラスタルは相手にねこだましされてもコーチングが撃てるようにゴーストにしています。シーズン終盤は特に切る機会が多く、ゴーストにして良かったと思います。
ガオガエン@オボンのみ
性格:わんぱく
特性:いかく
テラスタイプ:みず
202-135-132-90-133-80
わんぱく H252 B76 D180
フレアドライブ / はたきおとす / ねこだまし / すてゼリフ
調整:
HBD:耐久最大になるように振り分け
物理も特殊も受けまくるので、耐久はそれぞれが最大になるように振っている普通の型です。技も鉄板4つです。
採用理由は、増えていたに対応できる悪タイプの中で特に汎用性が高いためです。物理に弱めなやを威嚇でサポートできる点がパーティとしては相性が良いです。
テラスタイプはなどのみず技を受けられるかつ無難に使いやすい水にしています。
ありふれた型なので他にあまり語ることがないのですが、強いて言うなら、威嚇対策のやがいても他に刺さっているなら恐れず選出することが大事でした。前述の2匹はで処理できます。威嚇対策をしているパーティは逆に言うとその対策ポケモンを退かせば威嚇が強く刺さっていることも多いので、まけんきに負けずに強い意志を持って選出しました。
ミラーでねこだまし撃ち合いする場面が多かったたので、少し素早さに振っても良かったかもしれません。イタチごっこですが…。
ヤバソチャ@たべのこし
性格:ずぶとい
特性:おもてなし
テラスタイプ:みず
178-72-161-141-112-90
ずぶとい H252 B164 D92
シャカシャカほう / シャドーボール / ちからをすいとる / いかりのこな
調整:
H:最大
B:A特化カイリューのテラバを高乱数耐え
D:残り
キタカミの里から参戦した優秀なバーターポケモンです。調整については、レギュレーションGの頃に使っていた調整が感触が良かったのでそのまま使っています。何度も繰り出して特殊技もそれなりに食らうので、ある程度特殊耐久にも回している配分です(今回は関係ありませんが、一応臆病ハバタクカミのシャドボ最大乱数以外耐えです)。
技は最初いかりのこなではなくめいそうを採用し、積極的に攻撃していける型にしていました。これはこれでシャカシャカほうを連打できると強かったのですが、自身の多い弱点を消すためにテラス枠を他のポケモンと取り合いがちで、めいそうで能力を上げてもてんねんで無効にされたりくろいきりでリセットされたりすることが多かったので、いかりのこなに変えてサポート性能を上げる方向にシフトしました。
技は破格の性能でタイプ一致のシャカシャカほうは確定で、他は自身のHPを大幅回復して繰り出し性能を高めるちからをすいとる、主にコーチングで強化した味方を守るいかりのこな、草半減の相手を攻撃するためのシャドーボールを採用しました。最初はシャドーボールではなく、の弱点を突けるかつテラスタル一致で撃てるねっとうにしていたのですが、シャカシャカほうと共にドラゴンタイプに半減されてしまうことの方が痛かったので、結局タイプ一致で使いやすいシャドーボールに落ち着きました。
テラスタルはやから飛んてくるほのお、こおり技を半減できるみずにしています。元タイプの弱点が多いのでテラスタルする機会はそれなりに多かったです。
とにかく特性おもてなしが便利で、選出率はかなり高かったです。コーチングで強化した味方を回復するにとどまらず、様々な場面で相手のダメージ計算を狂わせて勝利に貢献してくれました。
細かい点ですが、ちからをすいとるをアンコールされ、ギリギリ時間切れで負けてしまった試合があったので、アンコール対策でちからをすいとるのPPは増やさないほうがいいかもしれません。
性格:いじっぱり
特性:すいほう
テラスタイプ:みず
175-134-112-63-153-62
いじっぱり H252 A252 D4
アクアブレイク / きゅうけつ / とびかかる / どくづき
調整:
H:最大
A:最大
D:4
水技威力2倍の異常な性能の特性を持つトリルキラー要員です。最後に採用したポケモンですが、大活躍してくれました。特性すいほうのやけどにならない効果はまあまあ忘れられるようで、おにびを何度か撃たれました。
特殊防御が元々高いポケモンですが、ワイドフォースやブラッドムーンを正面から受けるにはまだ数値が足りないので、とつげきチョッキを持たせました。採用率一位の技ワイドガードを使えませんが、そもそもワイドガードを覚えるポケモンは相手が勝手に警戒してくれるので、覚えるという事実だけで強かったです。コーチングで防御まで上げると不落の要塞と化し、で回復まですることで、数多の相手を絶望させました。
このポケモンを出すと相手がトリックルームを使うのを控えることもあったので、敢えて素早さを下げる必要はないと考え、素早さ個体値は最大、性格もゆうかんでなくいじっぱりにしています。
技はアクアブレイクときゅうけつを主に使います。どくづきはピンポイント対策ですが、を4倍弱点突いて倒したりもしました。とびかかるは正直殆ど使わなかったので、他の技でも良かったかもしれません。こごえるかぜとか、かなしばり対策のたきのぼりとかですかね。
みず半減のポケモンが相手に少ない場合はトリルパ以外にも積極的に選出し、大暴れしてくれました。逆に水半減が多い場合はかなり持て余してしまうところが性能としてピーキーでした。当初の採用理由であるトリルキラーの役割は十分に果たしてくれたので、狙い通りでした。
基本選出は以下です。
先発:
先発:
控え:
控え:or
トリルパに対しては以下選出をします。
先発:
先発:
控え:
控え:
1ターン目はでコーチングし、orを強化します。コーチングで強化したポケモンのHPが減ってきたらを繰り出し回復してあげて、継戦能力を維持しながらガンガン圧をかけて押し切る構築になります。
+のパーティが相手の場合は、他のポケモンにも依りますが、基本的には以下選出をします。
先発:
先発:
控え:
控え:
おにびを入れつつとを回して を追い詰めます。ちからをすいとるしたり、味方を回復したり、の存在がかなり重要だったので、最後まで瀕死にならないように立ち回ることが大事でした。
準伝説以上のポケモンが禁止の環境ということで、様々なポケモンが台頭したレギュレーションHでしたが、トリックルーム、雨、サイコフィールドなどの王道ギミックが無難に強く、そういったパーティにいかに対応するかに追われた印象でした。特に+の組み合わせには最後まで勝率が安定せず、パーティ単位でもう少し対策を手厚くできれば勝率はもっと上がったかもしれません。
プレイングの面では、自分の考慮漏れや失念からの敗着が多かったので、これから更に研鑽を積んでプレイングを磨きたいと思いました。逆に言うと、私さえしっかりしていれば勝てていた試合も多かったということで、パーティは強いものを組めたと自信を持って言えると思います。フェイタルクローでピンポイントに状態異常を引いてくれたり、スケイルショットを沢山当ててくれたり、シャカシャカほうで都合よくやけどを引いてくれたりなど、ポケモンたちはスペック以上に頑張ってくれたと思います。
長文になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。目標としていたレート1800を達成することができましたし、最終日まで楽しんでバトルができたことがなによりも良かったです。次回のシーズン以降はさらに目標を引き上げて、レート1900を目標に頑張りたいと思います。